今週の長女の塾の宿題は、「植木算」です。
長女が先月から通い始めた塾は個別指導塾なので、カリキュラムはありません。
先生が長女の苦手な単元を選んで、毎週課題を出してくれています。
先週は「立方体の切断」という未知の分野でしたが、
「植木算」は、2年生のときにやっていた『トップクラス問題集』や『最レベ問題集』に何度か登場したものの、結局理解できなかった単元なのです。
塾で少し教えてもらって、「わかった!」と言っていたので驚きました。
「植木算」とは
長さ100メートルの道路に、はしからはしまで5メートルおきに木を植えました。
木は全部で何本でしょう。
という問題です。
100÷5=20本
と答えたくなりますね。
でも、絵にかいてみるとわかりますが、+1で21本が正解です。
これは本当に、子どもには絵をかいてみないとわからないんです。
これをもう少し応用して
・道路の両側に木を植える場合
・木と木の間に杭を何本かずつ打つ場合
・池の周りに木を植える場合
・同じ長さのテープをのりでつなげる場合
・掲示板に等間隔でポスターを貼る場合
・太さのある輪をつなげる場合
・バスが各バス停で何分間か停車する場合
など、バリエーションはたくさんあります。
くり返しになりますが、図に描いて、規則性を見つけて、式にする。
それをやらないと、絶対に解けない問題なんです。
式を覚えただけでは、ちょっと条件が違うだけで間違えてしまいます。
きちんと理解できているかどうかが、良くも悪くもわかってしまう問題なんですね。
低学年では単純な計算問題が多いです。難問に見えても、地道に数えればよいものやひらめいてしまえば簡単なものだったりします。
この「植木算」ができるかどうかで、算数の次のステップに進めるかどうかがわかるような気がします。
考えることがキライだったわが家の長女は、ついに新しい扉を開くことができたようです。パンパカパーン\(^o^)/
塾の力はすごいですね。先生の力量でしょうか。
「わかることが楽しい」ということを長女に教えてくれただけでも、行かせた甲斐があったなと思います。
中学受験をする場合、「植木算」は必ず通る道ですが、5年生とかで初めてやるとなると、時間がないので駆け足で通り過ぎてしまいます。
じっくりとひとつずつ取り組めるのは、低学年のうちからコツコツと勉強する家庭学習のメリットです。
宿題は40問もあり、習ったのは最初の4問だけだったようなので、残りのバリエーション豊かな36問をふたりで楽しく解きました。後半は、すっかりひとりでも解けるようになっていました。
これからもたくさん、長女の「わかった!」を一緒に体験していきたいと思います(*^^*)