ママ塾で偏差値70!

長女:幼児の頃から家庭教育を続け、小3(6月)の全国統一小学生テストで偏差値70がでました。その後、早稲アカA特待・日能研スカラシップに認定され通塾中。次女:スマイルゼミで先取り中。長男:Z会&ポピー受講中。シェア畑で生きた食育もしています(*^^*)。

『屋上のウィンドノーツ』額賀澪ー中学入試出題の本

 

額賀澪『屋上のウィンドノーツ』は第22回松本清張賞を受賞した作品です。

  • 立教新座中
  • 城北中
  • 浦和実業中
  • 高輪中
  • 成城中

と、たくさんの学校で出題されています。

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あらすじ

引っ込み思案で自分に自信がない給前志音は、高校1年生の4月に初対面の先輩・日向寺大志から吹奏楽部に誘われます。

メンバー不足の吹奏楽部で志音はドラムを担当することになり、部長である大志とともに東日本大会を目指して練習に励むことになります。

志音も大志も中学では友人関係や部活で失敗していて、心に傷を負い、自信を無くしています。

「大志を抱け!」という志音の父親の遺言を胸に、もう一度前を向くことができるのかーー。

はじめから終わりまできれいに青春している、さわやかな物語です。

作者について

1990年生まれ。出身は、この小説の舞台にもなっている茨城県行方郡です。

2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。

2016年『タスキメシ』は青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書になっています。

他に作品は、『さよならクリームソーダ』『君はレフティ』『完パケ!』などがあります。

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感想

おじさんバンド(志音の父親)とそのドラマーの死からはじまって、生活に楽しみを見いだせない志音、くじ引きで部長になってしまった大志。このあたりまでは、先も読めないし雰囲気もあってそこそこいい感じでした。

昼休み、ひとり屋上でドラムの練習をする志音の前に突然現れて、吹奏楽部に勧誘する大志。

ここ、完全に少女マンガです。「惚れてまうやろー!!」のやつです。

でも、惚れません(笑)。

そこからじつに爽やかな部活ストーリーが始まるのですが、恋愛色は皆無でただひたすらに、目指すのは東日本大会のみ。

少女マンガ好きのおばさんとしては、むしろ不自然に感じてしまうのですが。

隠れてばかりいた自分を一度ならず二度も見つけてくれて、明るいところに引っぱり出してくれて。

大志は大志で、こんな自分を頼ってる後輩いたらかわいいだろう?と思うのですが。

エピローグでは高校3年生と大学2年生になったふたりが描かれていますが、そこでも変わらず吹奏楽一筋で関係が発展している様子はありません。

この環境で好きにならないとか、文面ではわからないけれどすっごいブス(またはブサイク)なのか?

長々とくだらないことを書いてしまいましたが、そこのところが気になってわたしとしては中途半端な作品だなという感想です。

 

しかし逆に、だからこそ高校生の物語でありながら小学生に読ませても何の問題もありません。

大きな目標に向かって努力することとか、過去の失敗や傷を消化していくこととか、良い物語だと思います。

入試で使われたのは、上記の少女マンガのシーン(志音と大志の出会い)が多かったようです。

 

長女はとてもおもしろかったと言っていたので、子ども評価は高そうです(*^^*)。

 


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