歴史が好きになった次女の、ごっこ遊びが物騒です。
「わたしが沖田総司で、お姉ちゃんは沖田総司に斬られる長州藩の藩士ね!ウリャー!」
「じゃ今度は、わたしが介錯するからおねえちゃん切腹して!」
出合え出合え~!と叫びながら姉を追いかけまわしているのはとても楽しそうですが、学校では絶対にしないように言い聞かせています。(友だちに「切腹して」なんて言ったら、いじめになってしまいます!)
都道府県名と県庁所在地
5月くらいから、社会の先取りを始めています。
歴史が好きだと、「美濃って今の何県?長良川ってどこにあるの?」というようにおのずと地理にも興味がわくようです。
「美濃は今の岐阜県だよ。」といっても岐阜県がわからないのではつまらないので、都道府県の暗記をすることにしたのです。
都道府県の暗記
はじめは、助走期間として1ヶ月くらい『すみっコぐらし学習ドリル 47都道府県』をしました。県名をなぞるところから始めるのでハードルが低いです。
そのあと、サピックスの『白地図トレーニング帳』から都道府県名のページを何枚もコピーして、毎日書き込み続けました。覚えていないところは答えを見ながら埋めていって、3週間くらいで全部自力で埋められるようになりました。
ずべて、はじめから漢字で書けるように練習しました。
都道府県の漢字は、今年度からは漢検7級の範囲になっていますが、次女が2月に受けたときはまだ範囲外でした。6級を受ける前に覚えておきたいと思っていたのです。
新潟の「潟」、群馬の「群」が間違えやすいようです。
県庁所在地の暗記
県庁所在地も、ついでに覚えました。
県庁所在地の暗記は、都道府県名よりもずっと簡単です。なぜなら、県名と同じ場合が多いから!
覚えなければならない県は
- 北海道(札幌市)
- 東北地方2つ(盛岡市、仙台市)
- 関東地方6つ(水戸市、前橋市、宇都宮市、さいたま市、新宿区、横浜市)
- 中部地方2つ(金沢市、甲府市)
- 近畿地方3つ(津市、大津市、神戸市)
- 中国・四国地方3つ(松江市、高松市、松山市)
- 九州地方1つ(那覇市)
の合計18個だけです。
中国・四国地方は松がつくところ3つ、那覇の「覇」の漢字などいくつかのポイントをおさえればすぐに覚えられます。
便利なアプリ(無料)
紙で勉強するのに飽きてしまったときは、無料アプリを使ってタブレット学習に。地理に関しては、『あそんでまなべるシリーズ』を重宝しています。
ゼロから取り組むには難しいのですが、ある程度覚えてから使うと、遊び感覚でどんどん定着していくという素晴らしいアプリです。
他にも、山脈・平野などの地名や旧国名のシリーズもあり、これからお世話になろうと思っています。
ブラタモリ
中学受験生必見という噂のテレビ番組、『ブラタモリ』を見るようになりました。ブラタモリを見ていると、地理って歴史なんだなとつくづく思います。
京都の回で小野篁(おののたかむら)という人物が出てきたのですが、『日本の歴史人物事典』を読み込んでいる次女は「知ってる!閻魔様のところでバイトしてた人だよ!」と盛り上がっていました。
人物事典や歴史まんがで得た知識を確認する場として、楽しんでいるようです。
ある地域の地形と歴史をからめて、どうしてこうなったんだろう?と考えていく構成は、適性検査に通ずるものがあります。石ひとつから、地層から、いろんなことがわかってしまうタモリさんすごい。
とっても勉強になる番組です。長女も見たらいいのになぁ・・。
『社会にぐーんと強くなる』3~6年
先取りに最適なくもんのこのシリーズを、わが家ではほぼ全科目で使っています。
次女が「(むずかしい算数なんかより)社会って好き~」と言うので、むずかしい算数は横に置いておいて教科書レベルの社会をさらっとなぞってみることにしました。
このシリーズは、「答えがそこに書いてある」タイプなので進めるのがラクです。本当に基本的なことだけがくり返し出てきます。
いきなり予習シリーズで先取りするよりは、子どもに優しいのではないかと思います。
子どもは、興味があるとよく覚える
低学年のうちに、何を学ばせておくのが正解なのかわかりません。
通塾前に英語をある程度進めておくとか、とにかく計算orじっくり考える訓練とか、読書させておけば良いとか。
社会や理科はどうせ忘れてしまうから先取りしても無駄だとか。
いろいろな意見がありますが、正解は無いように思います。
なぜなら、低学年の凸凹な脳では、できないものはできないし、興味ないことは興味ないからです。
親としては、あれもこれも理解させたいし覚えさせたいけれど、行き詰まったらそこは無理せず、別の道を探して、進めるところから先に進めていけば良いのではないかなぁと思います。
次女の場合は、英単語なんて全然覚えてくれませんし、算数の難問は嫌がります。社会は嫌がらないので社会を進めているだけです。
6年生までに全部出来るようになれば良いなと願いながら、子どもに合わせて学習スケジュールをたてていくのが親の役目かなと思います。