幼児教育に挑戦
わたしは第一子である長女が年少の時に、家庭学習いわゆる幼児教育をはじめました。当時長女よりも2歳年上だった優秀児(女子)のママのブログに影響されてのことです。
年少だと、本来はお勉強というよりはパズルや知育玩具を使って遊び感覚で学んでいくのが理想的です。でも長女は赤ちゃんのころからパズルもおもちゃも好きではなかったので、はじめから紙ベース。
各種通信教育も考えましたが、続くかどうか自信がなかったので市販のドリルを買いそろえました。 迷路・ぬりえ・まちがいさがし・ちえのおけいこ・ひらがな・かずなど毎日各1枚ずつ、一日5枚くらいでしょうか。
最初はもの珍しさから、そこそこ楽しそうにやっていましたが・・すぐに飽きてしまいました。特にぬりえがきらい(ぬりえは、文字を書くための筆圧をつけるのに最適です)でただの苦行としか思えないらしく、それはそれは抵抗しました。
ほかにもわからないものがあると、ろくに考えずに放棄してしまうのでした。
習慣づけとはなんぞや
ものの本によると、子どもというのは毎日やればなんでも習慣になる。はみがきと同じように、毎日するのがあたりまえになるまで続けることが大切。などと書かれています。
しかし、わが家の長女はもう4年も続けているはみがきでさえ、習慣になんてなっていません。毎晩逃げ回っているのです。
毎日していることをしないと気持ち悪い子と、毎日するのが当たり前だろうがなんだろうがイヤなものはイヤな子がいるのです。
お勉強をルーティンにするという戦法は、あきらかに長女の好みではありませんでした。しかし、勉強とはどう転んでもルーティンなもの。毎日の積み重ねなしに、成功はありえません。
・・というママの強い意志のもと、毎日のワークは続行されました。激しいバトルとともに。
そんなこんなぐだぐだのなか、次女が誕生。ママはお勉強どころではなくなり、長女は自由を取り戻したのでした。
約1年の中断。
年少さん時代のお勉強の成果は、なんとか、ひらがなが書けるようになったかな・・というくらい。女の子によくあるお手紙交換などにも興味がなかったので、確認する機会はなかったのですが。
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本は好き
こんな長女ですが、絵本は好きだったため、ひらがなの読みは3歳前に教えてありました。読んで読んでの絶え間ない攻撃がつらかったので、少しでも早くひとり読みができるようになって欲しかったからです。
年少の秋ごろからようやく自分で絵本や図鑑を読むようになり、家ではずっとなにか読んでいたように思います。年少の終わりごろには、簡単な児童書も読むようになりました。
今思えば、読書が長女の幼児時代の学習のすべてだったように思います。
本は今でも大好きで、速読や語彙力など長女の国語力のベースになっています。
子どもはひとりひとり違うから
早期教育の低年齢化が進み、幼稚園児が毎日何時間も机に向かっているようなブログも多くなりました。
そういう子もいますが、子どもがあんまり嫌がるようなら引き下がることも必要です。子どもに嫌われたら悲しいですからね。
子どもの気持ちに寄り添いながら、虎視眈々と次のチャンスを狙いましょう(笑)。
あるいは、どんな子でもなにか(テレビやゲーム以外で)好きなことがあると思うので、それに熱中させて伸ばしてあげられたら良いと思います。
一方、中断しなかったほうが勉強が進んだことは間違いありません。
低年齢から中断することなく勉強を続けられるということ自体が、脳みその出来と並ぶ大切な才能なのだろうと思います。
私は育児書が好きで、長女が小さいころにはたくさんたくさん読みました。
育児書には、たくさんの素晴らしい子育て法が書かれていますが、私と長女にぴったりなものはひとつもありませんでした。
知識として頭に蓄えておくことは、母親をやっていくうえで必要です。
でも、むしろ私が育児書から学んだことは、育児書なんてまったく参考にならない!ということです。
子どもは本当にひとりひとり違って、ママも違って、その子とママに良い方法はどこにも書いていないから・・ママがしっかりと子どもと向き合って、見つけていくしかないのかなと思います。
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