先日、栄光ゼミナールの『月の満ち欠けの実験』に参加しました。
豆電球と模型を使って月の満ち欠けがわかるキットがもらえるということで参加したのですが、実験の前に学力テストがありました。しかも4科目あり、実験の時間よりも長い。
子どもがテストを受けている間、保護者向けに中学受験についてのお話がありました。その中で国語についてのお話が興味深かったので記事に残すことにします。
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上がりにくく、下がりにくい
わたしが知らなかっただけかもしれませんが、国語というのは「上がりにくく、下がりにくい」科目なのだそうです。
学生時代に塾の講師バイトで国語を担当していたわが家のパパも、「国語はいつでも心強い味方なんだ」と言っていました。
味方というのは得意な場合であって、苦手だと逆にネックになってしまいます。
でも、まったく手の打ちようがないというわけではありません。
語句の問題は覚えれば点が取れるところだし、読解問題についてもある程度までは解法を覚えることでできるようになります。
わが家のパパ曰く、「読書するから国語力がつくのではなく、もともと国語力があるから読書が好き」なのだそうで、国語力をつけたいなら無理に読書するより解法を学んだ方が手っ取り早いとのことです。
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中学受験国語の三大テーマ
物語文の読解問題で、中学受験で出題される三大テーマは「家族」「友情」「生と死」です。
「家族」「友情」については、言葉にしなくてもわかる場面が多く、行動から心情を読み取る問題が作りやすいからです。
「生と死」については、重いテーマでありながら最近増えていて、扱われる文章も完全に大人の世界のもので高度になっています。
ポイントとなるのは「ご祝儀」「墓じまい」など大人の言葉を知っているかどうか。しらないと、場面の状況自体が理解できないので問題を解くのが難しくなります。
また「チャンネルを回す」「ダイヤルを回す」「七輪」など今はもうない昔の生活様式の知識も必要です。
先ほど、読書をしても読解力はつかないようなことを書きましたが、読解力をつけるための知識を身につけるためには読書が役に立ちます。
文章中の「広島」が「ヒロシマ」に変わった理由を述べるという問題が出題されたことがあるそうです。
『原爆投下によって「日本の広島」から「世界のヒロシマ」に変わったから』というのが答えなのですが、読解というよりは知識を問う問題と言えます。
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重松清『流星ワゴン』
栄光ゼミナールの先生曰く「中学受験国語のすべてがつまっている」本が、重松清の『流星ワゴン 』。
少し前にドラマでやっていました。たしか、亡くなったお父さんがタイムマシーンに乗って現れるお話だったような・・。
重松清は中学入試では頻出中の頻出ですが、その理由はテーマが小学校高学年の子どもにふさわしく、表現がまどろっこしいからです。
わたしはまだ読んでいないので、買って長女と回し読みしたいと思います。
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ほかに、中勘助の『銀の匙』もおすすめされていました(*^^*)。
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