ママ塾で偏差値70!

幼児の頃から家庭教育を続け、小3(6月)の全国統一小学生テストで偏差値70。その後、早稲アカA特待・日能研スカラシップに認定され通塾しました。

家庭でできる『キッズBEE』対策まとめ

『キッズBEE』とは

『キッズBEE』とは、算数オリンピックの低学年版です。

普通の公開テストと違って、計算問題のような基礎的な問題は一つもなく、思考力を試される難問だけが出題されます。

小学校1~3年生が受けられますが、だいたいは小2と小3です。

同じ問題を解くので、当然小3の方が有利です。トライアル(予選)とファイナル(決勝)があります。

四谷大塚のアルゴクラブや早稲アカのスーパーキッズコース、その他高名な算数塾では毎年ファイナル進出者を何人も出しているそうですが、通塾はお金も時間もかかって大変です。

低学年算数の最高峰である『キッズBEE』に、そこまでしないでちょっと挑戦してみたいという場合の家庭でできる対策をまとめてみたいと思います。

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算数ラボ・算数ラボ図形

iML国際算数・数学能力検定協会が発行しており、思考力検定の公式テキストでもあります。10級~5級まであり(5級は算数・数学ラボのみ)、各級のレベルは下記のとおりです。

  • 10級(小学1・2年程度)
  • 9級(小学3年程度)
  • 8級(小学4年程度)
  • 7級(小学5年程度)
  • 6級(小学6年程度)
  • 5級(中学1年程度)

算数ラボの素晴らしいところは、難易度がわかりやすいところです。1冊の中で4つのステージに分かれていて、例えば7級なら

  • ステージ① 8級レベル
  • ステージ⓶ 7級レベル
  • ステージ③ 6級レベル
  • チャレンジ もっと難しい

というレベル構成で各ステージが30問~50問(チャレンジは10問くらい)です。

この手の思考力系問題集は、解けそうな問題と難しすぎる問題が混在していることが多く、子どものやる気を削ぎがちです。

子どもは、まったく手が出ない問題にぶち当たると勉強まるごと放り出したくなるのです。

算数ラボはレベル分けが非常に正確なので、子どもが「フンギャー!」となってから「あーそれちょっと難しすぎたね、ごめんごめん。」となることはありません。

解ける問題と、解けそうで解けない問題だけが目の前にあるので、子どもの解きたいという意欲を刺激してくれるようです。

年齢に捉われず、子どものレベルに合わせて進めていくのが良いです。

しかしキッズBEEを目指すなら、算数ラボ6級くらいまで自力で解けるような思考力が必要かもしれません。

5級は、マイナスの概念が入ってきたり公務員試験問題があったり、一段と難易度が上がりますがこれもまた楽しいです。

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算数脳パズルなぞぺー

思考力の老舗、花まる学習会の問題集です。

5歳~小学3年とあります。思考力の発達には最大5年の開きがあるということなので、必ずしも5歳の子が解けるわけではありません。

内容は、おさえておきたい良問揃いです。

しかし難易度にばらつきがあるのと、ひらめき重視のなぞなぞっぽい問題がたまにあるため、早まって取り組ませると癇癪を起して投げ出される危険があります。

算数ラボでいうと、9級くらいを落ち着いて解けるようになったら、なぞペー適齢期です。

天才くらぶチャレペー

こちらも花まる学習会です。

歯ごたえのある問題ばかりですが、裏ページにヒントが書いてあるのがわたし的には気に入らないので、子どもには問題ページだけをコピーして渡しています。

だって、こういう問題は解くための"取っ掛かり"を掴むのが最大の難所であって、その一番大事なヒントを教えてしまったらもったいないです!

でも、ヒントがあるから解きやすいという意見もあるようなので、好みの問題でしょうか。

難易度的にはなぞペーよりも難しく、算数ラボでいうとヒント有りなら7級、無しなら6級くらいです。1冊30問×4冊なので、レベルが合えばサクッと終わってしまいます。

ここまでくると、本丸キッズBEEにかなり近づいて来ています。

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きらめき算数脳

ここでちょっと寄り道というか、サピックスのきらめき算数脳にも取り組んでおきましょう。

キッズBEE・算数ラボ・なぞペー・チャレペーは1ページ1問の簡潔な問題形式ですが、きらめき算数脳は見開きで大問1題小問2~3題。問題の設定を説明する文章が長く、ここをきちんと読むのが第一関門です。

ひらめきよりは試行錯誤重視で、根気と集中力を要する問題が多く、ひとつの問題とじっくり向かい合うことができる数少ない問題集です。

あれこれと手を動かして答えを探す経験は、解法が思い付かずに行き詰まった時の助けになります。

年長さん向けから高学年向けまで難易度も幅広いので、子どもの成長に合わせてゆっくり目に取り組みたい問題集です。

キッズBEE過去問題集

過去問は、算数オリンピックオンラインショップに10年分の過去問題集があります(3500円)。

➡算数オリンピック オンラインショッピング

他に、Amazonで『キッズBEE模試』というのがありますが、問題数が少ないみたいです。

いきなり過去問を解いても、たいていの場合、親子ともどもショックを受けて自信喪失するだけなので、しっかり練習を積み上げてから挑戦することをお勧めします。

じつは受けてません

子どもが算数得意だったりすると、キッズBEE挑戦してみようかなって思うのですが、これが想像の斜め上を行く難しさなのです。

学校のテストが100点ばかりでも、公文で中学レベルまで進んでいても、大手塾で一番上のクラスでも、キッズBEEとなると半分も解けない可能性があります。

ファイナルに進むのは、ものすごい上位層のさらに上澄みのお子様たちなのです。

そういうところに、ちょっと勉強が得意なわが家の子どもたちが参戦したとして、井の中の蛙が大会を知ることができるというメリットはあるものの、惨敗して自尊心を若干削られるというのが既定路線です。

というわけで、わが家では、キッズBEE参加を検討したことはあるものの、実は受けたことがありません。

しかし、キッズBEEの問題って本当に良い問題なのです。

頭の柔軟性や発想する力をフル回転というか、大人のわたしでも思わず家事を放り出して考え込んでしまうような楽しい問題ばかりです。

そこでわが家では、"小3では無理かもしれないけど小6までには解けるようになって欲しい教材"という位置づけで扱っています。

現在、小4の次女がそろそろ過去問を解けそうになってきています。

長女は、キッズBEEは小6でも半分くらいしか解けなかったけれど、中2の今では全問正解できます。

子どもの成長は十人十色。お祭りに惑わされることなく、見守っていけたらと思います。

 

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