個別の授業を見学したい
春期講習より、公立中高一貫校の志望校対策のために個別指導塾に入塾することにしました。
普通の教室での集団授業ではなく、個別指導塾を選んだ理由は先日書きました。
体験も兼ねて、春期講習を受講中です。
先生1対生徒2の授業形態ということなのですが、どのような感じで授業を受けているのか見てみたかったので、実際に長女が授業を受けているところを見学させてくださいとお願いしてみました。
すると、快く承諾していただけました。
見学の目的
見学で何を見たかったのかというと、一人で二人の生徒を一度に相手する先生のバランスです。
なぜなら、授業を受けてきた後、長女が「今日のペアの子が全然わかっていなくて、先生はその子に教えてばかりだった。わたしの番はなかなか来ないんだ。」と言うんです。
「待ち時間ばかりなの?」と聞くと
「そんなことはないけど。ちゃんと教えてもらったよ。わたしはわからないところが少ないから大丈夫。」
というのですが、その待ち時間とやらがどのくらいのものなのか見てみたかったのです。
長女はせっかちなので少しの待ち時間も長く感じているのか、またはほんとうにほったらかしにされているのか。
一応、自分の目で確かめてみたかったわけです。
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見学に行ってみたら
見学を申し入れていた日、塾に行ってみると・・・
なんと長女は1対1で授業を受けていました!
しかも、先生はどうみても大学生ではありません。ベテランな感じのおじさん先生・・。
いつもと違うじゃないの!見たかったのは"いつもの"授業なのに。
塾にしてやられたと思いました。
それでも見学して良かったこと
長女に関しては1対2のバランスを見ることはできませんでしたが、他のブースも見える構造の教室だったため、他の子たちの授業の様子を見ることができました。
やはり、二人の生徒を平等にというわけではないようです。
先生は小学生の男の子に付きっきり、となりの中学生のお姉さんは一人で黙々と解いている・・というところもありました。
わたしは普段、家で長女と次女の二人を相手に個別指導をしていますが、二人いっぺんに教えるとなるとかなり大変です。
子どもの「わからない」にもいろいろあって、ちょっとヒントを与えればできることもあるけれど、懇切丁寧に何度も何度も説明しなければならないことも多々あります。
長女が志望校の過去問、次女が最レベ問題をやっているときなどは、どちらも"懇切丁寧"仕様となりますが、懇切丁寧✖2は、ほとんど無理です。
どうしても、どちらかを後回しということになります。
塾でも当然、そういうことが起こりうるわけです。
これは教えられる側の理解力の問題でもあるので、先生が悪いとは言い切れません。
「わからない子にわかるまで教える=わかっている子は放置」となるのは仕方のないことです。
思うに、塾は意図的に「わからない子(説明に時間がかかる子)」と「わかっている子(世話のかからない子)」を組み合わせて1対2の授業を組んでいるのではないでしょうか。
だって、「わからない✖2」(←いつものわが家)だったら、1対2の授業なんて成り立ちません。
そして、長女は塾の5年生のテキストをまぁまぁ理解しているので、「世話のかからない子」になってしまっているのですね。
正しいクレーマーになる!
わたしが見学したその次の授業のあと、長女がついに不満を漏らしました。
「今日は、1問しか教えてもらえなかった。先生はペアの子にずっとルート何とかを教えてて・・。」
お隣さんは中学生だったようですね。
長女は黙々と問題を解き、丸付けまで自分でしてしまったそうです。
さすがに、塾に電話して抗議しました。
1対2なので、授業時間の半分くらいは教えていただけるようにしてくださいと。
こういうことはたぶん、言うのと言わないのとでは全然違ってくると思うのですよね。
たぶん、先生の力量の問題ではなく、生徒の組合せの問題なのです。だから、塾に言って組合せを変えてもらうしかないのです。
払うお金は一緒なのですから、「世話のかからない同士」で組んでもらえるようになるまで親としてがんばりたいと思います。
1対1は?
こんなことで悩むくらいなら、1対1の授業を選択すればいいのでは?とも思いました。
料金は高いけれど、無駄な時間はいっさいなくなるのだからコスパは悪くないのではないかと。
見学時に思いがけず1対1授業を体験することができた長女に、1対1はどうだったかと聞いてみました。すると
「緊張しすぎて無理。解いている間もずっと見張られてて怖い。」
とのことでした。
たしかに、見られていると解くのに集中できないことはあるかもしれませんね。
とりあえずは1対2で続けてみようと思います。
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