少し前ですが、ピアノ教室をやめました。理由は先生の方のご都合で、なにか不満があったというわけではありません。
新しく先生を探しても良いのですが、いまのところわたしが練習を見ています。
習っていた先生はたいへん優しい方で、娘に「練習してきなさい」なんて一度も言ったことがありませんでした。
なので、先に進むためにはわたしが「練習しよう」「今日はここまで弾いてみよう」と主導するかたちでした。そして、家での練習の時にはたいてい隣に座って、聞いていてあげました。(娘がそうして欲しいというので。)
勉強と一緒で、ピアノも家庭での練習がすべて。レッスンだけ通っていても弾けるようになりません。
それだったら、先生のところに行かなくてもたいして変わらないんじゃないかと思ってしまったわけです。
娘はコンクールに出るとか音大を目指すとかのレベルではなく、またそうするつもりもありません。
ただ趣味として普通に弾けるようになりたいだけなので、特別なレッスンは必要ないかも?
そこで、ママピアノのメリットとデメリットを考えてみました。
ママピアノのメリット
レッスンに通う時間とお金が浮く
場所にもよりますが、往復を含めて1時間以上は時間を使います。学校のある日なら、放課後が潰れます。
ママピアノなら毎日30分どこかで練習すれば良いので、放課後遊びに行くなりゆっくりするなり自由に過ごせます。
娘は公文など他の習い事が多いので、このゆとりは大きいです。
同じ成果を出せるなら、使う時間は短い方がいい。
もちろんお月謝が浮くのもうれしい。
好きな曲が弾ける
子どもがピアノの練習を嫌がる理由のひとつに、「曲がつまらない」というのがあると思います。
もちろんバイエルなどの教本は大切ですが、子どもはバイエルを弾きたくてピアノを習い始めたわけじゃないんです。
好きな曲はレッスン以外でとか発表会の時だけとかではなく、いつも弾きたい曲を練習させてあげたいと思いました。
楽器店に行くと、流行りの曲がものすごく易しいアレンジ(バイエル下巻程度)で出版されています。
でもピアノの先生というのは音大出の本格派なので、そういう曲はあまり使いませんよね。
そういうお楽しみを多めに取り入れられるのも、ママピアノのメリットかなと思います。
一週間待たずに先に進める
週1でピアノを習っていると、もう弾けるのに先生に合格をもらえるまで先に進めません。あともう少しだったときは悔しいですね。
ママピアノの場合は毎日随時認定制度ですので、3日で合格の時もあれば2週間以上同じ曲を少しずつ進めることもあります。(スラスラ弾ければ合格です。)
練習時間は基本30分と決めていますが、あと少しで弾けそうなときは延長したり、時間がないときは復習だけなど調整しています。
臨機応変にコツコツとやってます。
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ママピアノのデメリット
子どもの甘え・親子関係の悪化
デメリットと言ったらこれに尽きます。
外部の先生にピアノを習うというのは、半分以上その"強制力"に対してお金を払っているようなものです。
レッスン日=本番がないのに、子どもはちゃんと練習してくれるのか?
娘の場合は、真面目な性格のおかげでママ相手でも練習するようになりました。
はじめのうちは「新しい先生は?」と先生がいないのに練習することに疑問を感じていたようですが、自由な日が増えるということで納得したようです。
ママの負担増
そう、ママは大変です。
子ども3人の勉強を見るだけでも手一杯なのに、ピアノまで見るのですから。
でも、わたしはピアノが好きですし、娘がピアノを弾くのがうれしいのでがんばります。
発表会がない
ピアノ教室に属していないので、発表会がありません。
娘が発表会に出たいと言い出したら、先生を探して習うことにすると思います。
今のところ、順調です
これまでバイエルと小曲集の2冊で練習を進めてきましたが、ママピアノを始めるにあたって何冊か増やしました。
- ハノン
- テクニック
- ポピュラーソング集
の3冊です。
算数に例えると、バイエルは基本問題、小曲集が思考力問題だとしたら、ハノンやテクニックは計算問題。
ピアノも、基礎が大事なのではないかと思ったのです。まずは指を強くしないと、どんな曲もきれいに弾けません。
娘はハノンが大変気に入っていて、必ず毎日練習します。他の曲を弾く音が力強くなったような気がします。
ポピュラーソング集からは、『パプリカ』を練習しています。学校でみんなに聞かせたいのだそうです。
今のところ、ママピアノで順調です。
⇊これに、易しい『パプリカ』が載っています。
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