銀本を始める
個別塾でもうすぐテキストが終わりそうなので、次は銀本を解くそうです。
銀本(公立中高一貫用)というのは、前年度の全国公立中高一貫校の適性検査を1冊にまとめたものです。
長女の受検は2021年ですが、2021年用の銀本は7月くらいにならないと出ません。なのでとりあえず、2020年用の銀本を使うようです。
家庭学習では塾のテキストを復習したりしていましたが、冬休みに一気に進めて塾で取り組んでいるところまで追いつきました。
(もちろん、まだ完璧にできるというわけではないので、忘れたころにまた復習が必要です。)
で、次に何をしようか・・市販の適性検査用問題集もあるのですが、銀本が気になるので解いてみることにしました。まずは敵を知るのだ!
2020用の銀本は塾で使うので勝手に進めるわけにもいかず、2019年用を買いました。
銀本って厚さ3センチくらいあって、120校分くらいの適性検査がぎっしり載っています。
どの学校から解いたらいいんだろう・・?北海道から順番でいいのかな?
東京の学校(小石川とか)は難しくて心折れそう。
そこで、ネットで偏差値を調べて、低めの学校から挑戦してみることにしました。なんとなくですが、地方の学校の方が偏差値低め(50台)が多いようです。
スポンサーリンク
作文、大変。
だいたいの学校で、作文の課題があります。400字から600字くらい。毎日1校ずつ解いていると、ほぼ毎日作文を書かなければならずツラいようです。
長女は作文が大嫌いなんですよね。
作文の課題というのは、「環境問題」「食品ロス」などの社会問題から「言われて前向きになれた言葉」「お手伝いについて」など、当たり前ですが真面目な題材ばかり。
長女は真面目なことを考えるのがキライで苦手なので、書くことが思いつかないみたいです。
真面目なことを考えたくないという時点でかなり残念なのですが、志望校対策なのでなんとかひねり出して書かなくてはなりません。
仕方がないので、出題パターンごとにいくつかの経験談・思ったことを用意しておくことにしました。そうやって、ひとつひとつ書く材料を増やしていくしかありません。
社会問題系については、新聞を読むというのも一つの手段かなと考えています。
そろそろこども新聞は卒業して、大人の新聞を読ませる時期かもしれません。
楽譜とか試合とか
楽譜の問題に苦戦しました。長女は楽器を習っていないので、楽譜に慣れていません。
一応、音の場所くらいはわかるのですが、音符の長さや休符すべてを覚えているわけではありません。
楽譜の問題で多いのは♩=60などと指定があり、ここからここまで何秒かかるかとかそういう問題で結局は算数です。
でも、譜読みに慣れているかどうかでかなり差がついてしまいます。
また、一瞬?となってしまうのが試合の問題。
得点表やトーナメント表・総当り戦の表など出てきますが、スポーツをしている子にとっては慣れ親しんだものでも、インドア派の女子には謎の暗号のようなものです。
他にも、電車の時刻表とかダムの貯水率とか、マニアックな数字を題材にした問題は適性検査の特徴的な問題といえます。
何年か前、今のように体系的な適性検査対策がなかったころは、「公立中高一貫に受かるためにはとにかくいろんな経験をさせて地頭をよくすること」などと言われて混乱しました。
机上の勉強だけでなく、経験から身についたものが生きてくる可能性があるのが適性検査だということなのかもしれません。
最近は、専門塾も出来てあらゆるパターンを整理しテキスト化して対策するようになりました。
それでも問題のあたりはずれによって偏差値通りに合格者が出ない、上から下まで各クラスから均等に受かるのが適性検査なのだそうです。(塾の先生が言っていました)
地頭ってなんだろう?と考えさせられます。少なくとも、いろいろなことに興味を持つことは大切なのかな。
そんな感じで、銀本を進めています。
スポンサーリンク