U-NEXTで、気になっていた『茶飲友達』という映画を観ました。
『茶飲友達』というのは高齢者売春クラブの名前で、売春婦のことはティーガールズと呼びます。
サムネイルでわかりますが、高齢なのはお客さんだけのことではなく、ティーガールズもお婆さんです。
この映画には元となる事件があり、2013年に摘発された実在の高齢者売春クラブには、60~80代の会員が1000人以上いたそうです。
お年寄りの孤独というのが、やはりメインのテーマになっていまして、寂しさをこういう形で埋めるというのはあるだろうなぁと思いました。
代表を務めていた女性が、警察に捕まって違法行為を責められたとき、
「この年齢の人はもういいじゃん」
と言っていて、私も一瞬「そうだよ、いいじゃん」って思ってしまいましたね。
それで、売春防止法の趣旨っていうのはそもそも何なんだということで調べたところ、
- 風俗の乱れを防ぐ
- 売春をする女性は社会的弱者であることが多く、これを守るため
に1956年に制定されたようです。
売春は、個人間で行う分には売る側も買う側も罰則はありません。
斡旋を行った者だけが罰せられることからも、立法趣旨がわかりますね。
で、高齢者なら良いのかという話に戻ります。
この映画のなかではたしかに、お爺さんは束の間のぬくもりを得て、お婆さんも自己有用感を得られるというWin-Winな感じになっています。
でも、そうでなく、お婆さんが搾取されるような場合があったら大変ですよね。
だからやっぱり、ダメです。アウトです。
お爺さんとお婆さんには、普通に合コンとかしてもらうのが良いと思います。
