子が世界史選択なので、勉強のつもりでよく一緒に映画を観ます。
いかにもな歴史映画も観ますが、歴史とは関係なさそうな映画が世界史の役に立つこともあるようです。
先日の模試で、『ショーシャンクの空に』を観たから解けた問題があったと喜んでいました。
アメリカで自動車が普及したのはいつ頃か、という問題。
子はさっぱりわからないんだけれども、
「ショーシャンクに出てきたおじいさんが、仮出所してはじめて自動車を見てびっくりしていたな」
と思い出したんだって。
図書係のブルックスのことですね。
彼は50年以上も刑務所暮らしで、1950年くらいに仮釈放。服役中に2つの大戦が終わっていたという、運がいいのか悪いのかみたいなことで覚えていたようです。
シャバに出たブルックスが、通りに行き交う車に驚いて、怯えていたシーンです。
『ショーシャンクの空に』は、歴史映画ではありませんが、その時代の風景が視覚的情報として記憶に残ります。
歴史の共通テストでは、庶民の暮らしに焦点を当てた問題がよく出るので、いろいろな時代背景の映画を観ておくと、答えを見つけやすくなるかもしれませんね。