乙女を太らせると厄介です。
思春期の女の子は、とにかく痩せたい生き物です。
適正体重だとか健康美だとか、そんなものに価値はありません。
モデルみたいに痩せているのが良いという乙女の価値観を、まずは母親が認めてあげなくてはいけません。
大切なのは、太る前!
小6から中1くらいでしょうか。
中学生になると、女の子は脂肪がつきやすくなり、それに応じて食欲も抑えきれないレベルになってしまいます。
そうなる前に、太らない習慣をつけてあげましょう。
体重が「ちょっと増えたかな」と感じたらダイエットのスタートです。
わが家では、体重調整は間食でするようにしていて、食事は減らしません。
しかし、おやつを我慢するのはストレスがたまります。
ストレスをためずにおやつを減らすにはどうしたらいいのか?
そこで考えたのが、『論点すりかえダイエット』です。
前提 おやつの買い置きをしない。
方法1 おやつはお小遣いで買うことにする。
方法2 おやつを作る材料を買っておく。
まず、「あると食べてしまう」を防止するために、お菓子の買い置きをやめます。
そして、「おやつはお小遣いで買う」というルールを作ります。
(わが家のお小遣いは報酬制なので、がんばればたくさん稼げます)
すると、子どもは
おやつを食べるか食べないか
ではなく、
自分のお金でおやつを買うかどうか
迷うことになります。または、
寒いから(暑いから)外に出たくないけど買いに行くかどうか
迷ったりもします。
論点が「食べるか食べないか」ではなく、「買うか買わないか」「出かけるか出かけないか」にすりかわり、無意識にダイエットのストレスから離れることになります。
たまに私の気が向くと、ホットケーキミックスが買ってあったりします。
あえて、私が焼いてあげたりはしません。
すると子どもは、
ホットケーキ食べたいから自分で作ろうかな、でもめんどくさいな~
と「作るか作らないか」で葛藤します。
「食欲」との戦いが、いつのまにか「めんどくささ」との戦いにすりかわっているのですね。
そうやって、おやつを食べるための手順を増やし、ハードルをあげることで、おやつを食べる頻度を減らします。
また、食べるのを我慢するのではなく、お金の節約や作る手間の方向に論点を変えてしまうので、食べてはいけないというストレスはどこかへいってしまいます。
どでーんと太ってしまうと、間食を控えるだけでは痩せられなくなり、食事を減らすと空腹で大変です。
ダイエットのことばかり考えるようになってしまって、勉強に差し支えます。
太る前が肝心なのです。