ママ塾で偏差値70!

幼児の頃から家庭教育を続け、小3(6月)の全国統一小学生テストで偏差値70。その後、早稲アカA特待・日能研スカラシップに認定され通塾しました。

特別学習支援制度【日能研】とは?スカラシップとの違いも。

特別学習支援制度

日能研の特別学習支援制度をご存じでしょうか。

これは特待制度の一種で、ある一定期間、授業料無料で日能研に通うことができる制度です。

この制度の特徴は、そんなにすごい成績でなくても受けることができるということで、俄然注目度が高くなっています。

普通の成績で特待生だなんて不思議ですね。

その理由は、そもそもこの制度は日能研のものではないからです。

特別学習支援制度の主催は朝日新聞社で、無料になる授業料は朝日新聞が負担しているのです。

朝日小学生新聞は「中学受験に役立つ」ことを売りにしていますから、中学受験をする子どもを増やすことは購読者を増やすことにつながります。

そういう目的なので、厳しい成績の条件を付けることなく、広い範囲から選ばれているのだと思います。

明確な基準は明らかにされていませんが、順位でいうと1000人中300位くらいでもお知らせが届くことがあるようです。

さらに言えば、朝日新聞社の方が解答を見て、伸びしろのありそうな子を選んでいるというお話もあります。

『未来をつくる学びテスト』を受けよう

特別学習支援制度の対象者となるには、『未来をつくる学びテスト』を受ける必要があります。

これは毎年7月に行われる、小学3年生のみを対象にした無料の公開テストです。

朝日新聞社が主催で、問題を作っているのは日能研です。

試験会場は大学などの外部会場で、東京と神奈川の2か所のみとなります。

試験科目は国語・算数・科学。

国語では、4コマ漫画のおもしろさやパン屋さんのポスターから受ける印象を説明させてみたり

算数では、算数があなたの将来の夢にどのように役立つと思うか書かせたり

科学では、桜の開花に関する問題が出たりしているようです。

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勉強の目的が「受験」「成績」になってしまいがちな日々の中で、その先のほんとうの学ぶ目的・意味を子どもに教えてくれるようなテスト内容になっています。

もちろんどんな問題も基礎学力あってのことなので、普段使っている普通のドリルなども大切です。

その上で、このテストのような問題が解けるようになるための対策は、宣伝みたいになってしまいますが、朝日小学生新聞などのこども新聞を読んだり、ニュースを見たり、社会のことに興味を持つようにすることだと思います。

あと、「未来をつくる~」に限らず日能研のテストは記述式の問題が多いです。物語の続きを考えて書かせるような自由作文もよく出題されます。

自分の思っていることをきちんと文章にできるような練習も、しておくと良いと思います。

➡【未来をつくる学びテスト】はどんな問題が出る?対策は?- ママ塾で偏差値70!

➡【ブンブンどりむ】作文はママ塾では無理でした- ママ塾で偏差値70!

 

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制度の詳細

さて、晴れて特別学習支援制度の対象者に選ばれると、日能研からお知らせが届きます。(結果発表から10日後くらいです)

そして、最寄りの日能研校舎から受けるかどうかを確認する電話が来ます。

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特別学習支援制度の適用期間は小3の9月から小4の8月までの1年間。

その間の授業料・各種テスト代・各期講習費用が無料になります。

なぜかテキスト代だけは自己負担で、小3の分は9000円くらいでした。小4の分はまたその時に引き落としとなります。

オプション講座などを受講する場合も、自己負担になります。

通塾用のNカバンはもらえます。これをもらうと、一気にワクワク感が増します。気分はすっかり日能研生ですよ。

スカラシップとの違い

日能研には、正規の特待制度である『日能研ユースリーダース・スカラシップ』があります。

これは日能研が費用負担するもので、テキスト代もオプション授業もすべて無料です。

日能研が主催する「全国テスト」や「学ぶチカラテスト」「難関チャレンジテスト」などでの好成績が認定条件となります。

特別学習支援制度と比べると認定基準はかなり厳しいですが、一度限りのまぐれ好成績でも認定してもらえます。

子は、特別学習支援制度で通塾中だった小3の12月に受けた「学ぶチカラテスト」で5位になり、スカラシップに移行しました。

➡【日能研小4】スカラシップに認定されました。 - ママ塾で偏差値70!

どんな授業?

9月から通うことになるのは、日能研小3のカリキュラムである「予科教室」です。

予科教室の授業は、はじめ拍子抜けするほどのんびりとしていました。

第1回目の算数は魔法陣だったのですが、解くのではなく「つくって」いました。

テクニックを教え込むのではなく、学問の本質を教えるような授業でした。雰囲気は学校の授業のようで、内容はずっと高度です。

中学受験のカリキュラムは今のところ、どこの塾でも小4(正確には小3の2月)から始まるので、小3は準備段階です。

他の大手塾の小3カリキュラムでは受験勉強の先取りをすることが多いようですが、日能研ではまず頭を耕すことから始めるようでした。

その理念はすばらしいものですが、子どもの好み・向き不向きはあると思います。

うちの子は探求型っていう感じではないので、物足りなさを感じていたようです。

のんびりしている子には向いていそうです。

ちなみに、サピックスや早稲アカでは小3から理科と社会の授業がありますが、日能研は国語と算数のみです。

別講座で「科学者教室」というのがあるので、理科っぽい探求はそちらでできそうですね。

➡日能研・予科教室(小3)の授業内容は? - ママ塾で偏差値70!

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特別学習支援制度の問題点

問題点なんて言うと失礼かもしれませんが、通っていて気になったことがあります。

この制度は、4年生の8月まで適用されるところがネックです。

特待に舞い上がって楽しく通塾している間に、塾を選ぶという自由が消えてなくなってしまいます。

小4の9月ならまだ転塾も可能かもしれませんが、他塾とはカリキュラムが違うかもしれないので注意が必要です。

学び残しがあったら自習しなくてはなりません。←負担!

他塾の可能性に早めに気付いたとしても、子どもが日能研を気に入ってしまい転塾できないことも。(これはこれでいいのか)

中学受験を予定していて、親がじっくり塾を選びたいなら、特待に飛びつかず冷静に考えることも必要かと思います。

塾代は学年が上がるほど高くなりますから、小3から小4の1年間の塾代は、6年生までの3年分の塾代の中では小さな割合に過ぎません。

他塾にもある特退制度

中学受験の塾で特待制度があるのは、日能研だけではありません。

早稲田アカデミー

年に数回ある「チャレンジテスト」を正規受験し、好成績を収めると認定されます。

授業料が全額無料のA特待と半額無料のB特待があります。A特待は20位まで、B特待は100位までです。

チャレンジテストはとても難しく、気軽に受けられる種類のテストではありませんが、腕に覚えのある子は挑戦するだけでも楽しいですよ。

➡【早稲アカ】A特待生として通塾➡継続➡退塾 - ママ塾で偏差値70!

臨海セミナー

臨海セミナーは、規模は少し小さいですが、四谷大塚の準拠塾なので予習シリーズで勉強し組分けテストを受けます。

小1から小3は全国統一小学生テストで2科目偏差値60以上、小4以上は65以上で授業料全額無料のA特待が受けられます。

おわりに

日能研の特別学習支援制度で勉強の楽しさを知り、中学受験を目指すことになった方もたくさんいることと思います。

子が通った感想としては、日能研は先生もお友達も穏やかで上品な雰囲気。競争を煽ることなく落ち着いて勉強することができる塾でした。

通わせていただいたことに感謝しています。

 

これから日本はますます少子化が進み、このようなサービスは増えていきそうです。

大学受験の話になってしまいますが、明治大学では、評定平均3.8あれば授業料を国公立並みに割り引いてくれる制度を始めたそうですよ。(もちろん受験に合格することは必要)

子持ちにはありがたいことですね。

アンテナを高くして、情報を集めていきましょう。

 

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