今日は、最近の次女(小2)の読書について書きます。
小2になってから読んだ本
『戦国姫』シリーズ
集英社みらい文庫。小学上級・中学から。
戦国姫 ―花の巻―
戦国姫 ―鳥の巻―
戦国姫 ―風の巻―
戦国姫 ―月の巻―
戦国姫 ―茶々の物語―
戦国姫 ―濃姫の物語―
戦国姫 ―井伊直虎の物語―
戦国姫 ―瀬名姫の物語―
戦国姫 ―松姫の物語―
戦国姫 ―初の物語―
戦国姫 ─今川・武田・北条 三国同盟の姫君たち─
戦国姫 ─綾姫の物語─
幕末姫 ― 桜の章 ―
戦国姫 ー細川ガラシャの物語ー
戦国姫 ― 織田の姫君たち ―
幕末姫 ―葵の章―
戦国姫 ―江の物語―
戦国武将物語
講談社青い鳥文庫。小学中級から。
黒田官兵衛 ―天下一の軍師―
真田幸村 ―風雲! 真田丸―
徳川四天王
織田信長 ―炎の生涯―
大決戦! 関ヶ原
明智光秀 美しき知将
豊臣秀吉 ―天下の夢―
武田信玄と上杉謙信
伊達政宗 奥羽の王、独眼竜
徳川家康 ―天下太平―
その他、 『マジックツリーハウスシリーズ』をだいたい全部読みました。
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細川ガラシャ
わたしは基本的に次女の本を読んでいないのですが(とくに歴史ものはあまり興味がないです)、『麒麟がくる』にも登場する明智光秀の娘・細川ガラシャの巻は読んでみました。
その中で、ちょっと衝撃的なエピソードがあったので紹介します。
明智玉(細川ガラシャ)は、細川忠興に嫁ぎました。政略結婚でしたが、とても仲が良かったことで知られています。
玉は四人姉妹で、ある時、姉の夫と忠興が戦で敵同士になってしまい、勝利した忠興は姉の夫一家を皆殺しにしました。
その時、逃げようとする一人の侍女と目が合いましたが、忠興は見逃しました。
その侍女(藤)が、偶然にも玉の侍女として仕えることになります。忠興は、あの時逃げた娘だと気付き、胸騒ぎがする玉。
嫌な予感は的中し、数か月後、藤は妊娠して忠興の側室となりました。
当時、武将が側室を持つのは当たり前でしたが、玉の父・明智光秀も、忠興の父・細川藤孝も側室がいませんでした。
そういう環境で育ったため、自分の夫が側室を持つということに、少なからず傷つく玉。
・・・え? これ昼ドラですか。韓流ドラマですか。
あは。ちょっと小2には難しいですね。読みたいと言うから読ませていましたが、意外と大人っぽい内容で驚いてしまいました。
「小学上級・中学から」と書いてありますから、小2では早いはずですね。こういう、出版社が定めた指標みたいなものはこれまであまり気にしていませんでしたが、参考にした方が良いかもしれません。
語彙が変
歴史ものの本は、子ども向けとはいってもそれなりに堅苦しい言葉で書かれています。
「むなしい」「勝利へ導く」「弓矢をはなつ」
そんな言葉だらけの本ばかり読んでいたので、いつの間にか語彙力がついたのも納得です。
ただ、覚えた語彙が歴史用語に偏っていて、おかしなことになっている部分もあります。
- 誠実➡あぁ、忠義者のことね。
- 自殺➡自害でしょ。
- クリスチャン➡キリシタンじゃないの?
次女の中では、古めかしい歴史用語がスタンダードになってしまっています。まぁ、別にいいんですけど。
ふり仮名は大切
先日、長女が「今生の別れ」を「こんせいのわかれ」と読み間違い、次女に「こんじょうのわかれだよ。」と直されるという、下剋上が起こりました。
次女が「今生の別れ」を知っていたのは、読んでいる本からして意外ではありませんが、長女は本当に熟語の読み間違いが多いです。
これまでも、「売上」を「ばいじょう」、「くも膜下出血」を「くもまくしたしゅっけつ」と言っていたり、読み方は合っていてもイントネーションが間違っていたりということがしょっちゅうです。いちいち直しています。
今回の件で、その原因がわかりました。
長女が読んできた本には、ふり仮名がなかったんじゃない?
長女は自他ともに認める読書家で、児童書でない、大人向けの本を読み始めるのも早かったし、語彙力も読解力も高いのです。
知らない言葉が出てきても、前後の文脈から推測して読み進んでいたのでしょう。読み方や意味を親に聞いたり、辞書で調べるようなことはしていませんでした。
それでも読解問題を解くには困りませんが、話し言葉として使うと、恥をかいてしまいます。
青い鳥文庫など各出版社の児童書ラインには、"総ルビ"表示があるものも多くあります。
その重要性がよくわかりました。
子どもが変な読み方で言葉を覚えないように、ふり仮名付きの本を選びましょう!
普通の本を読んでくれない
以上のように、次女は歴史ものの本を読みまくって語彙力を増やしてきました。趣味と実益を兼ねています。
しかしそろそろ、歴史関係ではない本も読んで欲しいなぁと思っています。できれば年齢に相応しいものを。
いろいろな本を読んで、いろいろな世界の、いろいろな人たちの感情を体験してみて欲しいなぁと思うのですが、なかなか興味を示してもらえません。食わず嫌いなところがあるのですよね。
次女が楽しい本と出会えるよう、プレゼンに努めます。
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