惨敗だったトップレベル模試
先週末の早稲アカトップレベル模試では、算数が3問しかできずにプライドをズタズタにされた長女。
ちゃらんぽらんなりに、思うところはあったようです。
試行錯誤するのを面倒くさがる長女なので、トップレベル模試の問題が解けなかったのも納得ではあるのですが、さすがにもう少しできたはずでは?とも思います。
なぜなら、3年生時のサマーチャレンジテストや全国統一小学生テストでは、「いろいろやってみたら解けた」「とりあえず全部書いてみた」といって解けていた問題が少しはあったのです。
先日から再開したママ塾での長女の発言から、そのあたりの原因が垣間見えました。
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そんなことは習っていない
ママ塾では、長女の算数をどうにかするために夜1時間の勉強時間をとることにしました。
算数しかみるつもりはないので、他科目はそのほかの時間に自分でやってもらいます。
教材は、受けたテストでできなかったところや、やり残している塾のテキストをやっつけていく感じで、今は早稲アカ夏期講習の『上位校への算数』をやっています。
第1回『およその数』は、後半飽きてしまい「およその数って、つまんないよね。」と親子で言い合いやめました(笑)。
昨日から第2回『周期算・等差数列』に入ったのですが、「けたをばらしてならべる」という問題のところで事件はおこりました。
白百合と学習院女子の問題が出ているページです。
この問題は数が半永久的に並んでいるけれど、周期と言うものがありません。
周期算も等差数列も使えず、要するに数えていくしかないのです。(数え方については多少端折ったりできます。)
これを長女がわからないようなので、「〇番目から〇番目には1は何個あるかな?」という感じで促してみると突然キレられてしまいました。
「は?なんでそんなめんどくさいことしないといけないの?そんなの習ってない!」
「でも、そうしないと解けないでしょ」
「早稲アカでは、最短の方法でなるべく早く答えを出すように習ってきた。そんなめんどくさいことはやったことない!」
わたしはハッとしました。
そうなんだ。この子はそうやってスピーディに法則を見つけ出し、公式に当てはめて答えを出してきたんだ。
たしかに、まずは周期算やつるかめ算といった方法や公式を習得しないことには、問題が解けません。
まず基本を教え込んでスピードをつけるという早稲アカのやり方が間違っているとは思いません。
でも、その公式を踏まえたうえで、公式が通用しない問題に対応する訓練は、まだしていなかったようです。SSクラスでも。
長女としては、だてに公式とプライドを身につけてしまったために、そのやり方でトップレベル模試の問題を解こうとして溺れてしまったのだと思います。
習ったことを使えばできるはずだと信じていたのかもしれません。
習ったことが全然使えなくて、おかしいなおかしいなと戸惑っているうちに時間が過ぎてしまった・・。
SSクラスの子でも、そういう子は意外と多かったのではないかと思います。
このテストで成績が良かった子は、もともと算数が大好きでセンスのある子なのでしょう。
そういう、SSクラスの中でもほんの一握りの子を見つけ出すテストだったのですね。
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センスは身につけられる
さて、めんどくさいけれど、それをやらなければ難しい問題は解けないということを渋々受け入れた長女。
『上位校への算数』を地道に進めることにしました。
つまづくと、1日1時間で1ページしか進みません(^-^;。
でも考えてみれば、早稲アカに通っていた時は宿題に追われ、1ページに1時間も費やす時間的な余裕がありませんでした。
勉強の量と深さを両立させるのは難しいですね。
トップレベル模試の保護者会で言っていた「反復・暗記」と「思考力・記述力」をバランスよくというのはまさにこのことを言っていたのですね。
現時点で、わが家の長女は算数の「センスがない」状態なわけですが、あきらめてしまうことはありません。
訓練によって、ある程度は身につけられるものです。
問題点が定まったところで、親子で勉強をがんばっていきたいと思います(*^^*)。
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