休校中の日々④
外食できない毎日が続いていますが、長女がどこで知ったのか「フォーっていうのが食べてみたい。」というのでネットで探して購入してみました。
鶏だしと牛だしの2種類あり、インスタントなのですぐに作れます。パクチーは用意するのが面倒だったので、お肉とベビーリーフをのせて食べました。
長女は残さず食べましたが、「異臭がする」と騒いでいました。
「それはナンプラーというエスニックのメジャーな調味料です。お魚を腐らせて作ります。」「いや~!」
「日本の東北地方にも、同じ製法で作られた"いしる"という調味料があるよ。」「絶対食べない~!」
鶏だし味を「フォー・ガー」、牛だし味を「フォー・ボー」というそうです。牛だしの方がさっぱりとしているのが意外でした。
退屈な毎日の小さな刺激となり、楽しかったです。
NHK朝ドラ『エール』
(HPから引用)
3月30日から、NHKの朝ドラ『エール』を子どもたちと見ています。
朝ドラは一日に何度も放送されているけれど、15分と短いので見逃してしまいがちでした。それが、3月1日にNHKプラスというサービスが始まって見やすくなりました。
長女はふだん自分で好きなアニメやドラマや歌番組などを勝手に録画して見ていますが、どれも子どもが選ぶ今どきの番組ばかり。
なので、朝ドラのような古典的な番組は新鮮に映るようです。さまざまなカルチャーショックを受けています。
たとえば第3話で・・
- 運動ができない子を、クラスのみんなが指さして笑う。
- 教師が子どもに暴力をふるう。
- どっちが金持ちか、けんかで決める。
現代っ子の長女にとっては、にわかに信じがたいようです。「こんなこと本当にあるの?」を連発。そして、「ママの時もこうだった??」「いや、ママはもう少し後の時代だから・・」みたいな会話をくり返しています・・。
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教科書に載っていない歴史
『エール』の主人公の子ども時代は大正なので、もちろんわたしはまだ生まれていません。でも、この頃の日本の雰囲気(家庭の様子や学校の厳しさなど)は知識としてあるので、ドラマを見ていて違和感はありません。
こういう知識って、教科書に載っているものではないし、自分はどうやって得てきたのだろう?と考えると、やはりドラマや小説だったと思います。
長女は超現代っ子気質で古風なものにまったく興味を示さないのですが、多少は誘導してあげた方が良いかなぁと思いました。
とりあえず、
- 今は体罰は法律で禁じられているけど、昔は当たり前だった。
- 戦前は憲法の主権も天皇だし、国民ひとりひとりの権利はあまり認められていなかった。
- 今のような多様な価値観はなく、力(腕力)のあるものが強かった。
- 昔のいじめもひどいけど、現代のいじめはネットなどを使った陰湿なものになっている。
など、『エール』を教科書にして解説しています。
それにしても・・
白黒の移りの悪いテレビを見て
「ママの子どもの頃のテレビもこんなだった?」
レトロなメトロノームを見て
「ママもこういうの使ってたの?」
などと言いますが、わたしを何歳だと思っているのでしょうか。東京オリンピックが1964年て画面に書いてあったでしょう?
歴史はこれから学校で習うと思いますが、ドラマを通じて大正~戦後の流れを理解してくれたらいいなと思います。
毎日の楽しみに
毎日親子で続きを楽しみにしています。テレビよりもAmazonプライムビデオを見ることが多い下のふたりは、1話見終わると「もう1個見たい!」と言います。こちらも現代っ子だなぁと思います。
若い先生役の、森山直太朗さんが良いですね。作曲家役の志村けんさんを見たら泣いてしまいそうです。
ちなみに、主人公の父親が道楽で買ってしまう"蓄音機"や"レジスター"を説明してあげようとしたら、「それは知ってる。てゆうか、持ってる!どう森の、わたしの家に。」
『どうぶつの森』世界では長女はとてもお金持ちなのです。アンティークも買いまくりです。
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