ちょっと前の話になりますが、端午の節句に向けて、長男の兜を飾っている時のこと。
次女「これ、上杉謙信の兜じゃない?お酒の飲み過ぎで死んだ人じゃないの!もっとカッコいい人のにしてよ!」
父「天下を取った徳川家康にすれば良かったかな。」
次女「徳川家康って、戦に負けてう〇こもらしちゃった人だよ?そんなまぬけな人やめてよ!」
父「じゃぁ、誰ならいいの?」
次女「うーん、真田幸村かな❤ 幸村はねぇ、強くて、勇気があって、かっこいいんだよ❤❤ 兜は鹿なんだけどね。」
最近はこんな調子の次女です。
歴史関係のことになるとうんちくが止まらなくなり、学校で浮いていないか心配です。
放っておくとずっと『戦国武将物語』を読んでいますが、歴史だけで受験は乗り切れないので、算数の勉強もがんばってもらおうと苦心しています。
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『スーパーエリート問題集さんすう小学1年』
算数の家庭学習で難しくて有名なものと言えば、『トップクラス問題集』です。次女は、小1の終わりに挑戦しました。
かなり難しかったのですぐに『トップクラス2年』には進まず、もっと小1算数を深めるべく『スーパーエリート問題集1年』に取り組みました。
休校中の家庭学習のメインとして、親子でがんばりました。
個人的な感想ですが、中学受験の下準備として大変に優れていて、どちらかひとつを選ぶなら『トップクラス』よりもだんぜん『スーパーエリート』だと思います。
全部の問題を何度でもくり返して、覚えてしまいたいくらいです。
(算数は暗記ものではありませんが、応用を解くための基本知識として覚えてしまった方が良いと思われる良問ばかりです。)
特に図形問題は、「お姉ちゃん(小6)がが昨日解いてた適性検査に似たようなのあったよね⁈」というほどの難易度で、これを1年生から解いていたら、受検勉強がどんなにラクだろうと思います。
それでは、『スーパーエリート問題集さんすう1年』の内容をくわしく紹介します。
前半
前半は教科書に沿った内容で、標準レベル➡発展レベル➡トップレベルと進んでいきます。前半に関しては『トップクラス問題集1年』とほぼ変わらないので、さらっと流しました。
後半
後半は、小学1年生の学習範囲から乖離したオリジナル応用問題で、以下の単元があります。
けいさんのくふう、たしざん・ひきざんのとっくん
「けいさんのくふう」で、
- たして10になるところを先に計算する
- たすとひくで0になるところを先に計算する
- たしざんの部分とひきざんの部分を別々に先に計算する
というテクニックを学んだあと、「たしざん・ひきざんのとっくん」でスパルタ計算地獄で鍛え上げます。
例)4263ー1386+345-2009=
3725-▢ー77=2966
こんな計算がなん十問も並んでいるので、子どもにとっては苦行ですが、力がつくのは間違いありません。
間をあけて何度か挑戦しましたが、全問正解できたことはありません。ただのたしざんひきざんでも、常に正確に解くのは難しいようです。
2年生以降も、時々試してみたい単元です。
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まほうじん
魔法陣といえば「たて・よこ・ななめの数を足した和が同じ」ということで、1列も揃っていないとお手上げ~となりがちです。
が、ほかにも魔法陣の性質やルールがあり、知っていれば最低限のマスだけで解くことができます。和がわからなくても、真ん中の数がわからなくても、3つしか埋まっていなくても。
魔法陣は、たまーにテストに出てできないと悔しいので、基本事項は覚えておきたいものです。
いろいろなかたち
同じかたちがどんどん増えていき、その規則性を見つけて計算するタイプの問題の練習ができます。
マッチ棒の場合、平面図形の場合、立体図形の場合と、それぞれ規則性の見つけ方にコツがあり、基本形の解法は公式みたいなものです。
覚える、というのではないけれど、スラスラ解けるようにしておくと3・4年生くらいの受験算数でラクできると思います。
サイコロのせつだん
立体の切断というのは、6年生でも難しい単元です。1年生の問題集では、他に見たことがありません。
ここでは、一番基本的な立方体の切断面を扱っています。
立方体を平面で切って出てくるかたちは、三角形・四角形・五角形・六角形の4つしかありません。六角形以上の多角形ができないのは、面が6つしかないからです。
4パターンしかないとわかると、少し気がラクになります。一番難しいのは五角形なので、2辺を伸ばして三角形をつくる方法を練習しておくと良いと思います。
むずかしいもんだい⑴~⑶
推理・まんじゅう算・植木算・周期算・何通りなど、中学受験で扱う単元の基礎を1問ずつで網羅する濃い~内容です。
初見で解ける子はスゴイですが、できなくても解説を聞いて理解できるかどうか・・で、今後の学習予定を組む目安になると思います。
次女の場合は、解説をすればわかってくれるけれども、次(スーパーエリート2年)に進むのはまだ無理そうという感じです。
休校中は、トップクラス・スーパーエリートなど算数の難問に力を入れていたのでとても疲れました。(教える方も聞く方も)
わが家にとっては、算数は"深める"よりも"進める"方が簡単です。
スーパーエリートは素晴らしい問題集なので、また夏休みにでも挑戦したいと思います。(でも、夏休み短いんだよな・・)
※『スーパーエリート問題集』には、糸山泰造先生の「どんぐり問題」が40問ついています。そちらについては、以前に書いた記事をご参照ください。
➡【文章題が苦手】「どんぐり倶楽部」の良質の算数文章問題(年長~)がおすすめ
➡算数も国語力!-問題文を読み解く力の必要性を再認識した良問
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