下の子たち(3才と5才)に、毎晩絵本の読み聞かせをしています。
毎月、図書館で福音館書店の『こどものとも』と『かがくのとも』を大量に借りてきて、毎日1冊ずつ読むことにしています。
一日2冊、1か月で約60冊、1年で720冊。
これぞチリツモです。たくさんのことばと知識が、子どもたちに降り積もればいいなと思って続けています。
『こどものとも』も『かがくのとも』も月刊誌なのでいわゆるペーパーバックのうすい本です。大量に借りたり返したりするので、うすいに限ります。
でも内容はとても充実。ハズレがありません。
『こどものとも』は5~6歳向けのお話で、世界や日本各地の昔話を中心にバラエティに富んだ内容になっています。
『かがくのとも』は同じく5~6歳向けの自然科学系の絵本で、動物や植物のお話、または科学的な探求心をくすぐる内容です。
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1月に読み聞かせをした約60冊の中から、とくに良かったもの・子どもが興味を示したものBest5を紹介したいと思います。
5位 『カタッポ』(こどものとも2014年1月号)
駅の落とし物箱に集まったかたっぽだけの手袋たちが、「もえるごみ」にされる前に脱出して持ち主を探すというお話です。
いくつかは持ち主のもとに帰ることができますが、持ち主が見つからなかった手袋も・・。そういうカタッポはお地蔵さんの手を温めたりほどけて鳥の巣になってヒナを温めたり、新しい道を自分で見つけてゆきます。
4位 『うおいちば』(かがくのとも2009年1月号)
まだ早朝の暗いうちから仕事が始まる魚市場。
まるごとの魚や貝・カニなどがケースに入れられて並んでいる様子が細かく描写されています。
漁師➡仲卸➡魚屋さんやお寿司屋さんといった市場のしくみを、なんとなく理解できたかな?
3位 『そらをとんだかめ』(こどものとも2009年1月号)
スリランカの昔話です。
住んでいた池が枯れてしまって困っているかめを、仲良しのつるたちが別の行けまで運んでくれるという。その方法は、2羽のつるが棒の両端をくわえて飛び、その棒をかめがくわえてぶら下がるというもの。
けっして口を開けてはいけないのに、最後の最後で子どもに挑発されて言い返してしまいます。
かめは落ち、つるは行ってしまいました。
2位 『おうさまのくれたごほうび』(こどものとも2010年1月号)
ブルガリアの昔話です。
貧しいおじいさんが、川で溺れていた王様を助けてごほうびに金のかたまりをもらいます。
その金のかたまりを、馬ととりかえ、牛ととりかえ、羊ととりかえ、豚ととりかえ、最後にはおばあさんが欲しがっていた縫い針ととりかえてしまいます。(もったいない~)
しかも、早くおばあさんに縫い針を渡したくて、庭の柵を飛び越えようとしてつまづいてしまい、縫い針をしげみに落としてしまいます。
探しても、見つかりませんでした・・。(えーーーーー!!)
1位 『こんなとききみならどうする?』(2014年1月号)
五味太郎さんの絵本です。
山の頂上へ行く方法、溺れている犬、怖そうな家、5人なのに4つしかないくだもの、変なパンなど、いろいろなシチュエーションで「きみなら どうする?」と問いかけてきます。
ヒントは絵の中にたくさんあるけれど、答えはナシ。子ども参加型の絵本です。
3才と5才なりに想像力を働かせて「わたしはこうする!」「ぼくはこう!」と主張していました(*^^*)。
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